フォーム(Form)

輪郭処理

FormBorderStyle関数はフォームの輪郭の表示方法を決定する。フォームの輪郭の表示方法を変更するだけではなく、フォームのサイズが変更されないようにする境界線スタイルもある。例えば、FormBorderStyle.FixedDialog 境界線スタイルは、フォームの境界線をダイアログ ボックス用の境界線に変更し、フォームのサイズを固定にします。境界線スタイルは、フォームのキャプション バー部分のサイズや、その部分を使用できるかどうかにも影響をあたえる。以下にFormBorderStyle関数のサンプルコードを示す。

//フォームの輪郭枠が消えます
this->FormBorderStyle=System::Windows::Forms::FormBorderStyle::None;

透明化

TransparencyKey プロパティに Color を割り当てると、フォーム内でその色と同じ BackColor を持つ領域が透明領域として表示される。マウスのクリックなど、フォームの透明な領域で実行された操作は、透明領域の下にあるウィンドウに転送される。例えば、フォームのクライアント領域を透明にした場合は、その領域でマウスをクリックすると、クリック イベントの通知が、透明領域の下にあるウィンドウに送信される。TransparencyKey プロパティに割り当てられた色がフォーム上のすべてのコントロールと同じ場合は、それらのコントロールも透明に表示される。例えば、TransparencyKey プロパティが SystemColors.Control に設定されているフォーム上に Button コントロールがある場合は、その Button コントロールの BackColor プロパティが別の色に変更されない限り、コントロールが透明に表示される。以下にTransparencyKey関数のサンプルコードを示す。

//透明にする色 
Color transColor =Color::Blue; 
//フォームの透明色を設定する 
this->TransparencyKey = transColor; 
//背景色を指定する 
this->BackColor = transColor; 

画像の透明化処理

画像にある指定した色を透明色に設定する。以下にMkeTransparent関数のサンプルコードを示す。

Bitmap^ bmp = gcnew Bitmap("a-set2.bmp");//透明にする画像の読み込み 
Color transColor =Color::Blue; //透明にする色 
bmp->MakeTransparent(transColor); //画像を透明にする