Eclipseの環境を設定する(GWT/GAE対応)
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下記のページを読んでおいてください(まずは読むだけでいいです)。
0.Java環境の確認
GWT/GAEは、現在、1.7対応だけとなっており、1.6以下や1.8では動きません。(2015.10時点の情報)
Windowsのスタートメニューよりコマンドプロンプト(アクセサリ内)を起動し、
java -version
と入力してバージョンを確認します。下記のような結果が出るはずです。
(これが出ないのであれば、Javaの環境が入ってませんので、JDK/JREインストール、セッティングを読んで、環境を整える必要があります)
ここでバージョンのところが、
- 1.6以下 問題あり
- 1.7 問題なし
- 1.8 問題あり
となります。
【Javaの環境がない場合】
JDK/JREインストール、セッティングを読んで、OpenJDK/JRE1のバージョン1.7をインストールしてください。
【現在のバージョンが1.6の場合】
- OpenJDKとJRE1.7をダウンロードしてインストール
- JDK1.6は消してもよい
【現在のバージョンが1.8の場合】
1.Javaの動作バージョンを1.7にする
Eclipseの上部のメニューより、【Window】→【Property】を開きます。そこで、左側のツリーから【Java】→【Compiler】を選びます。
上部のCompiler compliance level を 1.7にしてください。これで動くはずです。
2.開発環境の整備
JDK/JREのインストールが終わり、動作を確認できたら次の作業を行います。
0.Google App Engineのアカウントを作成(これは必須ではありません)
自分で作成したGAE対応アプリを実際にGAE上で稼働させるためには、GAEのアカウントが必要です。
1. Google Plugin for Eclipse をインストール 必須
GPEをプラグインとしてインストールすることでGWTとGAEの両方に対応した開発が行えます.
詳細は、公式サイトへ。
2. GWT Designerのインストール ←もしかしたら動かなくなったかも
GWTの開発をする際には、GWT Designerというプラグインをいれておくと便利です。
- Eclipse: GWT Designerを入れておくと便利(おちラボBLOG)
3.日本語文字コードをUTF-8にする
Javaの文字コードは、基本的にUTF-8です。しかし、Eclipseの初期設定では、OSの文字コード(Windowsの場合はMS932)になっています。そこで、UTF-8に切り替えます。
- 【Window】→【Preference】→【General】→【Workspace】を開く
- Textfile encodingを Other UTF-8 にする
と設定してください。ウェブアプリ等で、コードの文字コードがUTF-8になっていないと、エンコードが思ったとおりにならないことがあります。注意してください。
4.サーバーの動作ポート設定に注意
何度もデバッグボタンを押すとサーバが起動し直すことになりますが、その際、以前のサーバのポートが開放されないことがよくあります。その際には、サーバーインスタンスを消すことでポートを利用することができますが、面倒です。そこで、Debug ConfigurarionのServerとGWTにおいて「Automatically select an unused port」を選んでください。これをチェックすることで、ポートが利用中というエラーは回避できます。
ただし、どんどんサーバーインスタンスを立ち上げたままにするとメモリが逼迫する可能性もあるので、適度にサーバインスタンスは消すようにして下さい。