ここでは、Hibernateプログラミングのファイル構成と、Netbeansの利用を前提にしたHibernateプログラミングの設定についてとりあげます。
Hibernateを利用するために最低限必要なことの概要
以上の準備を行って,具体的なJavaのプログラムコードを記述することができます。
注意データベースプログラミングを始める前に、、、
まずは、データベースをしっかり設計することが大切です。Hibernateでは、扱うデータベースの構造に従ってクラスファイルを作成しますから、あとから変更があるとそのクラスを変更する必要があります。
Netbeansによる環境設定
Hibernateを利用する際に作成するファイルは主に次の種類があります. Netbeansではこれらの作成は自動化されます。
これらの意味を頭に入れておいてください。
1.Netbeansへのデータベースの登録
Netbeansで各種ファイルを作成するには、まず、利用するデータベースをNetbeansのデータベースのリストに登録する必要があります。これは新規に作成する or 既存のデータベースを利用する、のいずれの場合でもです。その設定方法は、ここを参照してください。
もし、とりあえずはやいとこ動かしてみたいという人は、Netbeansにサンプルで入っているデータベースを利用してもいいです。
2.Hibernate設定ファイルの作成
補足、Netbeansのサンプルのデータベース(Derby)を利用する場合、hibernate.cfg.xmlにおいてパスワードの記述をしないと次のリバースエンジニアリングファイルの作成で失敗するので注意すること。Derbyでデータベースを作成した際はパスワードの設定をしてないと思いますが、hibernate.cfg.xmlファイルではパスワードを書いておいてください(なんでもいいです)。
3.リバースエンジニアリングファイルの作成
このファイルは、4のエンティティBeanの自動生成をする際に利用されます。このファイルには、クラス生成に対応するデータベースのテーブルが記述されます。ここに書かれていないテーブルは、4の自動生成で作成されません。
4.エンティティBeanクラスの作成
原則、エンティティBeanはPOJOですが、Hibernate-Annotaionを用いる場合はアノテーションの記述が必要です。アノテーションの記述については、Netbeansが自動作成してくれます。
もし、後からテーブルを作成した際には、リバースエンジニアリングファイルを修正してから自動生成して下さい。なお、再生成した際は、エンティティBeanクラスは上書きして保存されますので注意してください。というか、エンティティBeanクラスはそもそも何か追加で記述するものでありません。
5.HibernateUtilファイルを作成
Hibernateでデータベースへ接続を管理するユーティリティファイルです。作成は必須ではありませんが、これを作成して利用することを勧めます。